ダイハツ・ヨネックス・ジャパンオープン 2018 個人的視点総括

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http://dyjapanbadminton.com/2018/

以前にこのブログでも書きましたが、9月11日から17日まで武蔵野森総合スポーツプラザにて「ダイハツ・ヨネックス・ジャパンオープン2018 バドミントン大会」が開催されました。日本勢の結果としては男子シングルスにて桃田賢斗選手が、女子ダブルスにて福島/廣田ペアが金メダルを獲得しました。どちらも素晴らしい成績です。同じく決勝に進んでいた女子シングルスの奥原希望選手は惜しくも銀メダルでしたが、こちらも素晴らしい成績でした。全体的には非常に良い結果で終えることが出来たと思います。私はテレビ中継でしか見れていませんが、私なりの感想など総括をまとめたいと思います。

まずは男子シングルス、桃田選手が安定的かつ圧倒的な強さを見せる結果となりました。この半年ほどは謹慎前とは比較にならないほどのスタミナと、フットワークに磨きのかかったディフェンス力で、大崩れすることがほとんどなくなりました。基礎的な体力作りやトレーニングを積み重ねた結果として、今の状態が作れているのは容易に想像できます。以前(リオオリンピック前など)は、もともと高い技術力による捌くテクニックに長けていたので、大きく動かずにラケットワークでしのぐ事もよく見られました。特に後方のラウンドショットに無理に行かずバックハンドで前に落とす技も多く見られたように思いますが、ゆっくりと足が長くなるショットの為、逆に強く打たれるシーンも見られました。が今は自身のスタミナに自信がついているため自分が有利な態勢をつくれるようゆったりとしたゲーム作りを行い、相手が先に音を上げたところを決めれるようになっています。それでいて強いショットも打てるようになり、ゲームメイクもショットも緩急を織り交ぜることが出来る非常にレベルの高い選手になっています。準々決勝のリン・ダン戦は、レジェンドクラスの選手を寄せ付けない強さを見せてファンを驚かせました。体調など調子に問題がなければそうそう負けない選手になったと思います。単純比較はできませんが、一世代前のBIG4(リン・ダン、リー・チョンウェイ、ピーターゲート、タウフィック・ヒダヤット)と相違ないレベルにも感じます。

とはいえ問題は連戦続きであることのコンディショニングと思われます。実際アジア大会では個人戦でメダルには手が届きませんでした。まだスーパーシリーズは続きますし、ケガにも注意してもらいたいのと、オリンピックまでにピーク調整ができるようにもなってもらいたいところです。逆を言えばコンディショニングに問題なければ、何も心配はいらないでしょう。また国内のライバル西本拳太ももう1ランクアップできる選手と思いますので、こちらも期待したいところです。

 

女子ダブルス、福島/廣田ペアですが、こちらはとにかくラリーが長い。もともと女子ダブルスは男子ほど強いショットが無い分他と比べてラリーが長くなる傾向ですが、このペアはとにかくレシーブ力が秀でてるので、ラリーが長い。準決勝や決勝でも100回を超えるラリーが何度もありました。このペアはそんな高いレシーブ力でラリーを制し、相手にスキを作らせると一気に攻め込むスタイルが出来ています。世界ランクも1位ということで追われる立場ではあるものの、ラリー戦に持ち込めた時の強さは1位にふさわしいものと思えます。フクヒロペアは数か月前に所属チームの移籍問題などもあって、今シーズンに不安な面が出てくるのではないか?と思っていたのですが、現在のスーパーシリーズでは全くその影響を見せていません。

とはいえこちらも盤石とはいかず、オリンピックに向けてはこれからも気を抜くことが出来ません。なんせ世界ランク上位に日本人ペアのチームが多数ランクインしているからです。ちょっと調子を落とすと国内でのランクが変わってくるので、油断が出来ません。今大会では多少不本意な成績だった高橋/松友ペアや松本/永原ペア、米元/田中ペアもすぐ後ろに迫っています。とはいえフクヒロペアが頭一つ抜けている状況には変わりありません。こちらもコンディショニングが課題となるでしょう。

女子シングルスは奥原選手が銀メダルでした。優勝したマリン選手は対戦成績的にはほぼ互角ですが、強打が武器の選手は好調時にはなかなか抑えることが厳しくなります。一部選手のコメントにもありましたが、今大会はシャトルの飛びがあまりよくなく、強打の選手に有利に働いていたということもありました。そういったところでも少し不利に働いたかもしれません。また大堀彩選手もベスト4に入りました。山口茜選手を加えた同世代の女子シングルス3選手の中で少し成績的に物足りない大堀選手ですが、トナミ運輸への移籍後は国際大会での成績も上がり、安定して好成績を残せています。長身かつサウスポーという武器は十分に通用しています。ケガの多い奥原選手や今大会今一つだったように調子に波のある山口選手の上に行くことも十分に考えられるので、このまま頑張ってもらいたいところです。

 

男子ダブルスはあまり見れていませんが、ここ数年の低迷期を脱してきているインドネシアに王国復活が見えてきました。女子ほどではありませんが日本ペアは園田/嘉村コンビを始め保木/小林ペアや渡辺/遠藤ペアなど高いレベルで団子状態です。ここから誰が一歩飛び出すのかが楽しみです。

 

ミックスは全英オープンで優勝した日本の渡辺/東野ペアに優勝の期待もありましたが、相性の良くない中国ペアに負ける形にでベスト4で終えました。観ていて非常に楽しいペアなので、個人的に大好きで応援したいペアです。これから男女ダブルスかミックスかへの注力具合が不確定ですが、ミックス選任コーチも付いた日本代表チームでも特に期待の高いペアですので、今後の好成績も期待していきたいところです。

 

かなり長々と書きましたが、今大会日本チームは良い成績で終えたと思います。特に近年の好成績の影響からか、割と早い時期からスポーツニュースでも結果や好成績が伝えられるようになりました。日本のバドミントンは本当に今追い風の状態だといえます。東京オリンピックを見据えて同じ会場で行われた今大会。この成績が続くのか、はたまた更なる好成績が望めるようになるのか、期待を込めつつ、今後もファンとして見守って追っかけていきたいと思います。

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